Springer Nature社は、6月21日、DEI(diversity, equity and inclusion)に関する調査結果を公表した。
約5,000人の研究者を対象とした本調査の結果、回答者のあらゆる属性において、差別・ハラスメント・いじめが広く報告されており、特に少数派のグループの研究者やキャリアの浅い研究者ほど、そのような行為を経験していることが明らかとなった。
また、DEIの最大の障壁は偏見・惰性・無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)であること、既存のDEIプログラムやイニシアチブに対して満足していないことなども報告されている。
全体として、DEIに対する認識のギャップが顕著であり、異なる地域の研究者が抱える課題について議論が不十分であることが示されている。そのため、すべてのグループの認識を高めることの重要性を概説している。
[ニュースソース]
New Springer Nature report calls for increased awareness of barriers facing researchers from underrepresented groups - Springer Nature 2023/06/21(accessed 2023-06-22)