RDA、米国のNISTが研究データに関するフレームワーク"RDaF"のバージョン1.5をリリースしたと発表

2023年06月30日

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RDA(Research Data Alliance、研究データ連盟)は、6月21日、米国のNIST(National Institute of Standards and Technology、国立標準技術研究所)が研究データに関するフレームワーク"RDaF(Research Data Framework)"のバージョン1.5をリリースしたと発表した。

本フレームワークは、人文科学分野を含めたあらゆる分野において、研究データのオープン化やRDM(research data management、研究データ管理)に関する指針を示したもの。

本フレームワークでは、ライフサイクルアプローチを用いて、研究データのライフサイクルを6つの段階に分けて説明している。各段階についてトピック・サブトピックおよびその定義が明記されており、ユーザーは状況を自己評価することができる。

各サブトピックの定義には、参考となるガイドライン・標準・方針などに関する参考資料が掲載されている。また、各トピック・サブトピックには、職務に応じてRDM に対する責任を果たすうえで考慮すべきサンプルプロファイルが含まれている。本プロファイルはユーザーによるカスタマイズが可能だという。

[ニュースソース]

Research Data Framework (RDaF) By NIST - RDA 2023/06/21(accessed 2023-06-29)

NIST Research Data Framework (RDaF) Version 1.5 - NIST(accessed 2023-06-29)

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