NISTEP（National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所）は、6月21日、「民間企業の研究活動に関する調査2022」（NISTEP REPORT No.199）を公表した。
本調査は、民間企業の研究開発活動に関する基礎データを収集・分析したもの。2021会計年度を対象とした2022年度調査では、研究開発を行っている資本金1億円以上の企業3,784社のうち1,959社（回収率51.8％）から回答を得た。
その結果として、研究開発者の採用では、新卒を採用した企業は45.4%（前年比1.1％減）と微減したが2011年以降で3番目に高い数値であったこと、一方、中途採用を行った企業は前年比1.0％増の28.6%であったことを示している。
また、研究開発者確保のために、大学学部等の学生または大学院生を対象に、研究開発者としてのインターンシップを実施している企業はそれぞれ35.5%、27.4%であったこと、研究開発者の能力向上のために、大学院通学や博士論文による博士号取得をサポートしている企業はそれぞれ 16.4%、14.5%で、博士課程修了者を採用した企業（9.3%）より高いことを示している。
そのほか、主要業種の研究開発において他組織との連携を75%の企業が実施していること、新たに調査項目に加わった企業の合併・買収（M&A）については、既存事業の拡大を目的として実施した比率が高かったこと（76.3%、N=152）などがわかったという。
民間企業の研究活動に関する調査報告２０２２ 要旨（pdf：全2ページ）
2022 年度調査 結果の概要（pdf：全20ページ）
民間企業の研究活動に関する調査報告２０２２（pdf：全206ページ）
※以上、NISTEP (accessed 2023-06-27)
［ニュースソース］
民間企業の研究活動に関する調査報告2022 [NISTEP REPORT No.199]を公表しました － NISTEP 2023/06/21 (accessed 2023-06-28)
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