cOAlition Sは、6月27日、Jisc、PLOSと共同でAPC(論文掲載料)からの脱却に向けた新たなワーキンググループを立ち上げるため、参加者を募集すると発表した。
本ワーキンググループは、知識共有の機会の公平性を確保するためのビジネスモデルや取り決めの特定、APC(論文掲載料)に変わる公平な出版モデルの検討、APCを不要とする出版エコシステム実現ための研究助成金の活用方法の検討などを役割とする。
本ワーキンググループへの参加を希望する場合は、8月25日までに申請書を提出する。組織委員会による審査により、最大12名のメンバーを、3つの主要なステークホルダー(助成機関、機関および図書館コンソーシアム、出版社)からほぼ同じ割合で選ぶ予定だという。
本ワーキンググループは6回の会合を予定しており、初会合は9月14日に開催されるという。
[ニュースソース]
Moving away from APCs: a multi-stakeholder working group convened by cOAlition S, Jisc and PLOS - Plan S 2023/06/27 (accessed 2023-06-30)
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