Wiley社は、6月27日、ResearchGateとのパートナーシップを拡大すると発表した。
これにより、AGU(American Geophysical Union、米国地球物理学連合)やIET(Institution of Engineering and Technology、英国工学技術学会)の全OA(オープンアクセス)ポートフォリオや、Hindawi社の全タイトルを含む519ジャーナルの論文がResearchGate上で公開されるという。
ResearchGateが提供する "Journal Home"機能により、対象のジャーナルに出版された論文の全てのVoR(Version of Record)※が自動的にResearchGateに追加される。また、専用のジャーナルプロファイルが作成され、ResearchGate上でアクセスできるようになるという。
両者は、18カ月のパイロット期間中に141ジャーナル、約2万の論文をResearchGate上に公開してきた。2022年に、同社の論文がResearchGate上で670万回アクセスされるなど、成果を上げている。
※査読、レイアウトの調整、校正などの工程を経た正式な論文。
[ニュースソース]
ResearchGate and Wiley expand partnership to encompass majority of publisher's open access portfolio - Wiley 2023/06/27(accessed 2023-07-04)
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