Springer Nature社は、6月28日、"Annual Progress Report 2022"を公開した。
本レポートは、同社の業績データや、出版量の増加に伴う完全性の確保のための取り組みに関する情報などをまとめたもの。
同社は、現在125万以上のOA(オープンアクセス)論文を出版しており、2024年末までに研究論文の半数をOA化する予定であることを示している。
また、現在同社のプラットフォームから毎日790万件がダウンロードされていること、2018年から2021年にかけて、論文1本あたりの平均ダウンロード数は80%増加し、平均引用数も40%以上増加したことを示している。
さらに、製品および技術への投資は、前年比13%増となり過去3年間で3億7,000ユーロに達している。
論文の出版量が増加するなか、不正論文を迅速かつ効果的に発見するAI(Artificial Intelligence、人工知能)など、新たなテクノロジーへの投資が科学研究の完全性を支えているという。
[ニュースソース]
Springer Nature data shows increased value for money for customers with delivery of increased publication usage and reach - Springer Nature 2023/06/28(accessed 2023-07-04)
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2022年10月13日 Springer Nature社、"Annual Progress Report 2021"を公開