PKP(Public Knowledge Project)※は、6月30日、"OJS(Open Journal System)" "OMP(Open Monograph Press)" "OPS(Open Preprint Systems)"のバージョン3.4.0をリリースしたと発表した。
OJS・OMP・OMPはそれぞれ、学術ジャーナル・モノグラフ・プレプリントを管理・出版するための無料のオープンソース・ソフトウエア・アプリケーション。
本バージョンでは、より使いやすい投稿プロセスを導入。投稿言語やセクションなどを変更でき、すべてのプロセスが完了したことを確認する最終ステップを提供する。万一ネットワークが停止した場合でも、著者の作業は自動的に保存されるという。また、統計ツールキットの機関別・地域別統計のサポートの改善、"COUNTER Release 5"への準拠が容易になったという。
そのほか、Crossrefの支援により、異なる種類のDOIを単一のインターフェースで管理できる。
バージョン3.3.0の長期サポートのユーザーは、引き続き3.3.0サポートを受けられるという。
※オープンソースの学術出版ソフトウエアなどを開発・提供するイニシアチブ。
[ニュースソース]
PKP RELEASES OJS, OMP, AND OPS 3.4 FOSS FOR INDEPENDENT SCHOLARLY PUBLISHING - PKP 2023/06/30(accessed 2023-07-10)
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