LIBER（Association of European Research Libraries、欧州研究図書館協会）のプロジェクトKR21（Knowledge Rights 21）は、7月11日、図書館におけるEブックに関する誓約を発表した。
KR21は、図書の貸し出しについては著作権法に明記されているが、ライセンス付与されたEブックへの移行により、安定した価格設定・保存・図書館間貸出などが損なわれていることなど指摘。このような問題是正のために、本誓約を発表したという。
本誓約では、「一般公開次第、図書館がすべてのEブックを保存し、直接または図書館間貸出を通じて貸し出しできるようにする」「図書館が、すべてのEブックをバンドル以外で個別購入できるようにする」など、12項目を明記している。
KR21は、出版社に対しては本誓約への署名と採用、図書館・コンソーシアム・著者に対しては出版社との交渉における本誓約の採用を求めている。
［ニュースソース］
eBook Pledge: Making eBook markets sustainable for the long term － KR21 2023/07/11（accessed 2023-07-18）
Library eBook Pledge － e-book PLEDGE （accessed 2023-07-18）
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