Wiley社は、7月11日、ダイバーシティーに関する報告書"Diversity in Tech 2023: U.S. Report"を公開した。
本報告書は、米国在住の1,000人のZ世代の若手専門家と300人以上の技術系上級幹部を対象に実施した、DEI（diversity, equity and inclusion）の経験などに関する調査結果をまとめたもの。
調査結果として、上級幹部の62%が、現在の経済環境がDEIの取り組みを遅らせていると回答したことを示している。
また、DEIの取り組みに関する認識と効果には乖離があり、上級幹部の86％が自社のDEI戦略が良好であると考えている。一方、60％近くが多様な技術的人材の確保に苦戦していることを示している。
そのほか、パンデミックによりリモートワークの従業員を多数採用したことが求職者の多様性を向上させたこと、58％の企業が、今後1年間で特定の職務について学位要件の撤廃を検討していることなどを示している。
［ニュースソース］
Economic Uncertainty Challenges Tech Workforce Diversity Efforts, According to New Wiley Report － Wiley 2023/07/11（accessed 2023-07-19）
Diversity in Tech Report － Wiley（accessed 2023-07-19）