OASPA(Open Access Scholarly Publishing Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、7月19日、"Report from Equity in Open Access workshop #4 - Part 1: money flows & trust signals in 'OA for all'"と題する記事を公開した。
本記事は、同協会が主催したOA(オープンアクセス)における公平性に関するワークショップの内容を概説し、本ワークショップの報告書について考察したもの。
3月から6月にかけ4回開催された本ワークショップには、主に出版社と図書館員が参加。本記事では第1~3回の内容を紹介後、「OA出版の認知」「研究者が費用を必要としない持続可能で包括的なOA出版の方法の発見」という2つのトピックスに焦点を当てた第4回ワークショップの報告書の出版を紹介。
本記事では特に、第4回ワークショップの報告書から「APCフリーのOA化に向けた取り組み」について考察している。
本ワークショップの参加者がOA出版の公平性へのシフトに必要なことについて議論した結果、「論文ベースの考え方からの脱却」「機関予算に対する異なるアプローチ」「出版社による信頼のシグナルの考察」が不可欠であることが浮かび上がり、各項目に対する詳細な検討がなされている。
[ニュースソース]
Report from Equity in Open Access workshop #4 - Part 1: money flows & trust signals in 'OA for all' - OASPA 2023/07/19(accessed 2023-07-25)