CERN、ジェンダーの多様性に関する同機構の取り組み結果を公表

2023年07月27日

ヨーロッパ

CERN(European Organization for Nuclear Research、欧州原子核研究機構)は、7月5日、ジェンダーの多様性に関する同機構の取り組み結果を公表した。

同機構は、プログラム"Diversity & Inclusion programme"において取り組み"25 by '25"を2021年春に開始。同取り組みは、2025年までに従業員およびフェローの性別と国籍の多様性を高めるというCERNの目標に基づいている。

その結果として、2025年まで従業員およびフェローに占める女性の割合を25%にするという同機構の目標に近づいていることを明らかにしている。

具体的には、2022年の新入社員に占める女性の割合が、2018年の20.2%から27.7%に増加。特に、STEM(science, technology, engineering and mathematics)分野の同割合は、2018年の15.5%から23.3%と増加率が高かったことを示している。

もう一つの目標である国籍の多様性については現在調査を行っており、2023年末に結果が報告される予定だという。

[ニュースソース]

Gender diversity on the right track at CERN - CERN 2023/07/05(accessed 2023-07-26)