Clarivate Analytics社は、7月19日、"Patent portfolio analysis: Helping you turn patents into a strategic asset"と題する記事を公開した。
本記事は、特許戦略を最適化するプロセスと価値について、同社が発表したホワイトペーパー"Strategic patent portfolio analysis: A three-part guide to optimize your patent strategy"の内容に沿って考察したもの。
本記事では、特許が強力なビジネス資産であるという見方は浸透しているが、特許を戦略的資産に変えることは従来の知的財産専門家の役割にはないとコメント。そこで、本ペーパーは、経営幹部・事業開発担当者・投資家が特許の戦略的価値を理解できるよう、また特許戦略を最適化する方法を示すために作成されたという。
同ペーパーでは、自社の特許の過去・現在・将来を考慮し、3つのフェーズに分け特許ポートフォリオ分析を行うための包括的な洞察を提供しており、本記事ではこれら3つのフェーズについて説明している。
フェーズ1は、ポートフォリオの規模・グローバル展開、永続性・活力を評価する「ポートフォリオ監査」、フェーズ2は、競争市場の中で自社の特許ポートフォリオを位置づける「ベンチマーク」、フェーズ3は、潜在的な商業的利益を示す指標を発見するために特許ポートフォリオを調査する「機会の特定」である。
結論として、適切なツール・データ・専門知識を組み合わせて3フェーズによるアプローチを行うことで、ビジネスチャンスを活用し、業績を最大化するために必要な洞察を得ることができるなどとコメントしている。
［ニュースソース］
Patent portfolio analysis: Helping you turn patents into a strategic asset － Clarivate 2023/07/19（accessed 2023-07-26）