LIBER、IFLAが主催する国際会議WLICの2024年開催地決定に反対票を投じると表明

2023年08月03日

アジア・オセアニア 北米・中南米 ヨーロッパ 中東・アフリカ

LIBER(Association of European Research Libraries、欧州研究図書館協会)は、7月24日、IFLA(International Federation of Library Associations and Institutions、国際図書館連盟)が主催する国際会議WLIC(World Library and Information Congress)の2024年の開催地決定に関する諮問型投票(Advisory Referendum)に反対票を投じると表明した。

本投票は、開催地をアラブ首長国連邦のドバイに決定したことについて、投票権を持つIFLA会員に意見を求めるもの。

同協会は、戦略"new strategy for 2023-2027"の中で、世界レベルの研究を可能にするための必須条件として「権利と価値観」を挙げているとコメント。同連盟の決定は、"LGBTQ+ Users Special Interest Group※"に関する同会議での議論を制限するものであり、自由な議論の場が十分に保証されているとは言えないと述べている。

※図書館サービス・プログラム・コレクションなど、LGBTQ+(lesbian、gay、bisexual、transgender、queer/questioning)のユーザーの情報ニーズに対応することを目的としたIFLAの研究グループ。

[ニュースソース]

LIBER releases position statement on the IFLA WLIC in Dubai - LIBER 2023/07/24(accessed 2023-08-02)

LGBTQ Users Special Interest Group - LIBER(accessed 2023-08-02)