Jiscは、7月31日、OA(オープンアクセス)とTA(transitional agreements)に関するレビューを実施すると発表した。
本レビューの目的は、「学術文献のOA化の割合」「Jiscが交渉したTAが英国の研究出版物のOAに与えた影響」「英国の高等教育機関のコストにTAが与えた影響」「著者の助成機関の要求遵守に関してTAが与えた変化」「出版社のOAプロセスの透明性のTAによる変化」について調査すること。調査結果は2024年はじめに発表されるという。
Jiscは、OAへの移行を英国が主導してきたが、その進展は依然として遅いままであるとコメント。本レビューによってエビデンスを提供し、高等教育機関が将来のOAに関する議論を促進し、行動を開始することを期待すると述べている。
[ニュースソース]
'Progress towards open access publishing has been slow: it's time for a kick start' - Jisc 2023/07/31(accessed 2023-08-04)
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