WIPO(World Intellectual Property Organization、世界知的所有権機関)は、7月17日、オーストラリア政府から、ボランティア基金"WIPO's Voluntary Fund for Accredited Indigenous and Local Communities"に5万オーストラリアドルの寄付金を受け取ったと発表した。
本基金は、国際交渉への先住民族や地域社会の関与を促進し、知的財産や遺伝資源に関する法律文書を締結するための外交会議の準備に使用される。
同機関は、2022年の総会で2024年までに外交会議を開催することを決定。外交会議に先立ち、9月にIGC(Intergovernmental Committee on Intellectual Property and Genetic Resources, Traditional Knowledge and Folklore)の特別セッションが開催される。
同国大使は、IGCでの交渉の成功に向けて支援するという同国のコミットメントを強調。先住民のIGCへの参加のために貢献できることを喜ばしく思うとコメントしている。
[ニュースソース]
WIPO Director General Welcomes Australia's Contribution to Voluntary Fund for Indigenous Peoples and Local Communities - WIPO 2023/07/17(accessed 2023-08-09)
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