NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、8月15日、「科学技術に関する国民意識調査 -科学技術とウェルビーイングとの関係-」を公表した。
これは、科学技術に関する国民意識を把握し、科学技術イノベーション政策の立案・推進に資する基礎データを提供するために、同研究所が2009年度から継続的に実施している調査。本2023年度(2023年6月調査)は、科学技術とウェルビーイング(一人一人の多様な幸せ)との関係を把握することを目的に、15歳から69歳までの男女6,600人にインターネット調査を実施した。
その結果として、科学技術の進歩がウェルビーイング22分野の増進につながっているか調べたところ、50%以上が「(どちらかというと)そう思う」と答えたのは健康状態と経済成長の2つであったこと、いずれも若い世代(19 歳以下)とシニア世代(60 歳以上)が高かったことなどが示された。
また、幸福度(「とても幸せ」を10点、「とても不幸」を0点とする)では6点以上の回答が62%となり、男女別では女性の幸福度が高かったこと、科学技術の進歩が健康状態、経済成長の増進につながっていると回答したものは幸福度が高いという相関関係があったことなどが示された。
科学技術に関する国民意識調査 -科学技術とウェルビーイングとの関係-(html)
※以上、NISTEP (accessed 2023-08-16)
[ニュースソース]
「科学技術に関する国民意識調査-科学技術とウェルビーイングとの関係-」を公開しました - NISTEP 2023/08/15 (accessed 2023-08-16)