cOAlition Sは、8月17日、"Introducing the Hybrid Open Access Dashboard (HOAD)"と題する記事を公開した。
本記事は、TA対象のハイブリッドジャーナルの分析ツールHOAD(Hybrid Open Access Dashboard)の機能や、同ツールによる分析結果などについて紹介したもの。
同ツールは、400以上のTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)の対象である1万2,500誌以上のハイブリッドジャーナルについて、クリエイティブ・コモンズライセンスの年別推移や、出版社別および国別のOA(オープンアクセス)状況など、さまざまな観点から図表で表示している。
DFG(Deutsche Forschungsgemeinschaft、ドイツ研究振興協会)が資金提供し、State and University Library Göttingenが開発した同ツールは、Crossref、OpenAlex、cOAlition S Journal Checker Toolのオープンデータに基づいているという。
cOAlition Sは、2024年までにTAへの財政支援を終了することを発表している。cOAlition Sは、TA対象ジャーナルのOAへの以降が遅れているなか、同ツールを用いた包括的なモニタリングが重要になってきていると述べている。
[ニュースソース]
Introducing the Hybrid Open Access Dashboard (HOAD) - Plan S 2023/08/17(accessed 2023-08-23)
Hybrid Open Access Dashboard - Plan S(accessed 2023-08-23)
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2023年02月06日 cOAlition S、Transformative Arrangementに対する資金援助を2024年で終了すると発表