cOAlition Sは、9月22日、Plan S準拠状況確認用ツール" JCT(Journal Checker Tool)"に新機能を導入したと発表した。
新機能は、ESAC(Efficiency and Standards for Article Charges)Registry※1に登録されているすべてのTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)の情報を横断的に検索できるようにするもの。
本機能により、JCS(Journal Comparison Service)※2のアカウント開設を申請する機関がOA(オープンアクセス)出版契約に積極的に参加しているかどうかをcOAlition Sが確認しやくすくなり、承認プロセスが容易になるという。
またユーザーにとっても、特定の研究機関の研究者がアクセスできるTA対象ジャーナルや、特定のジャーナルに関するTA情報を検索することができる。検索結果からESACのレコードにアクセスでき、JCTが作成したGoogleシートで、そのTAが対象とするジャーナルや同ジャーナルにアクセスできる機関を確認することができるという。
※1世界中のコンソーシアムおよび研究機関のTAに関する情報(契約額、契約条項など)を収集、公開するレジストリ。
※2 ジャーナルのサービスと価格を可視化するcOAlition Sが提供するWebサービス。
[ニュースソース]
Introducing new search features in the Journal Checker Tool for Transformative Agreements - Plan S 2023/09/22 (accessed 2023-10-02)
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