ACS(American Chemical Society、米国化学会)は、9月21日、エンバーゴなしで論文をグリーンOA(オープンアクセス)で公開できる新たなオプションを提供すると発表した。
著者は、受理された論文を直ちにOAリポジトリにCC BYライセンスで公開できるようになる。
同会は、本オプションの一環として、出版サービスの費用を賄うADC(article development charge)を導入するという。
多くの助成機関や研究機関は、受理された原稿を直ちに公開する権利を著者が保持することを義務付けており、すでに義務の対象となる著者の90%以上には、機関のread & publish契約などを通じて、同会のジャーナルにゴールドOAで論文を出版する資金が提供されている。
ADCは、エンバーゴなしで論文をグリーンOAで公開しなくてはならない著者に手段を提供することを目的としているという。
[ニュースソース]
ACS Publications provides a new option to support zero-embargo green open access - ACS 2023/09/21 (accessed 2023/10/10)
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