NSF(National Science Foundation、米国立科学財団)は、9月28日、"BERD(Business Enterprise Research and Development)Survey※"の2021年の調査結果を公表した。
調査結果として、米国の企業の2021年R&D(Research and Development)支出は前年から12.1%増加し、6,020億ドルに達したことを示している。
同支出のうち、基礎研究が400億ドル(7%)、応用研究が860億ドル(14%)、開発が4,760億ドル(79%)。
支出の大半は企業自身の資金で賄われている。連邦政府からの資金は240億ドルであり、そのうちの74%が3つの産業グループ"aerospace products and parts(110億ドル)" "scientific research and development services(40億ドル)" "computer and electronic products(30億ドル)"に支払われたという。
※NSFとU.S. Census Bureau(米国国勢調査局)が共同で実施。両機関が実施する米国企業のR&D実績に関する調査は1953年から行われているが、国際比較を可能とするため、2019年に名称が変更された。
[ニュースソース]
Business R&D Performance in the United States Tops $600 Billion in 2021 - NSF 2023/09/28 (accessed 2023-10-11)
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2015年08月26日 NSF、米国の企業の2013年R&D支出が6.7%増加と発表