RDA（Research Data Alliance、研究データ連盟）は、10月12日、RDAワーキンググループの一つである"National PID Strategies Working Group"が活動を終了したと発表した。
本ワーキンググループは、PID（persistent identifier、永久識別子）が国家戦略および研究インフラの枠組みにどう形成されているか調査するのが目的だった。
18カ月間の活動から、国家的なPID戦略策定の動きが高まっていること、現在どの国もPID戦略策定の初期段階であることが明らかになった。
また、国家的なPID戦略策定には、ユースケースを伴う明確な価値の提案、戦略策定を推進するグループや組織、実践的なステップをまとめたロードマップが必要であることなども明らかになった。
同グループは、成果文書"RDA National PID Strategies Guide and Checklist"を公開。本文書には、オーストラリア、カナダ、チェコ、フィンランド、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、韓国、英国のケーススタディーに基づいたPID戦略を比較したガイドや、重要な検討事項をまとめたチェックリストが記載されている。
［ニュースソース］
RDA National PID Strategies Guide and Checklist: Final Outputs and supporting materials available － RDA 2023/10/12 (accessed 2023-10-17)