Wiley社は、10月24日、研究者のOA(オープンアクセス)の考え方や現況に関する調査結果"Researchers on Open Access Practices"を公表した。
本調査は、過去3年の間に同社での出版経験を持ち新たな研究から知識を得ている97カ国600人超の研究者からの回答を基にしている。
OAの実践状況として、過去3年間に自身の研究をOAで発表した回答者の割合は75%(2021年調査では44%)であったことなどを示している。
OA出版を行ったことがない、またはほとんど行ったことがない人の82%が、APC(論文掲載料)の資金不足が最大の障壁であると回答。77%は、所属機関や助成機関からAPCが支払われるのであれば、論文をOA出版すると回答している。
オープンリサーチ活動に取り組む理由としては、「可視性とインパクト」が最も多く、次いで「公共の利益」、「透明性と再利用」であった。
[ニュースソース]
Researchers Express Growing Enthusiasm About Open Access, New Wiley Survey Reports - Wiley 2023/10/24 (accessed 2023-10-31)
Researchers on Open Access Practices - Wiley 2023/10/23 (accessed 2023-10-31)