NSF(National Science Foundation、米国立科学財団)は、10月24日、米国の4分野の技術の成熟度・軌道・影響についてまとめた報告書"Securing America's Future: A Framework for Critical Technology Assessment"が公開されたと発表した。
本報告書は、同財団から約400万ドルの助成金を受け、約1年間にわたって活動したパイロットプロジェクト"National Network for Critical Technology Assessment"の成果物。政府が将来投資すべき分野を特定するため、AI(Artificial Intelligence、人工知能)、半導体、バイオ医薬品、エネルギーとクリティカルマテリアルの4分野について、技術の成熟度・軌道・影響をデータ駆動型アプローチで分析・評価した。
同財団は、同報告書が現在の技術力をマッピングし、追加投資が必要な分野を特定するのに役立ったとコメント。意思決定にデータ駆動型アプローチを用いることで、研究やイノベーションへの投資方法に変革をもたらす可能性があると述べている。
同財団は、同プロジェクトの結果が、今年の夏に開始したプログラム"Assessing and Predicting Technology Outcomes"の基になったという。
[ニュースソース]
New report identifies pathways to strengthen U.S. competitiveness in key technology areas - NSF 2023/10/24 (accessed 2023-11-02)