米国著作権局の著作権とAIに関する意見募集に対するUC バークレー校の回答(記事紹介)

2023年11月06日

北米・中南米

UC(University of California)バークレー校図書館は、10月24日、"UC Berkeley Library to Copyright Office: Protect fair uses in AI training for research and education"と題する記事を公開した。

これは、米国著作権局が募集している著作権とAI(Artificial Intelligence、人工知能)に関するNOI(Notice of Inquiry)に関して、同局の検討事項や、同校の回答のポイントなどを概説したもの。

同校は、著作権局が同NOIを通じてAIに起因する著作権問題に関するポリシーをどのように定めるかについて検討しているということを、その理由を交えて説明している。

本回答ではフェアユースとライセンシングという2つの原則についてのみ取り上げたと述べている。

同図書館は、AIトレーニングにおけるフェアユースを維持するために研究者や学術図書館の声に耳を傾けること、著作権で保護されたコンテンツが非営利の教育や研究を支援するためのAIトレーニングに利用できることを保証したいと述べている。さらに、同原則が重要である理由を詳細に説明している。

[ニュースソース]

UC Berkeley Library to Copyright Office: Protect fair uses in AI training for research and education - UC Berkeley Library 2023/10/24 (accessed 2023-11-02)

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