Springer Nature社、ドイツのDEALコンソーシアムとのTAを延長すると発表

2023年11月10日

ヨーロッパ

Springer Nature社は、11月7日、ドイツのDEALコンソーシアムとのTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)を延長すると発表した。契約期間は5年。

本契約により、ドイツの研究者は、Springer、Palgrave、Adisのハイブリッドジャーナルおよび完全OA(オープンアクセス)のNatureタイトルを含む完全OAジャーナルに引き続きOAで論文を出版できる。また、Springer, Palgrave、Adisのポートフォリオに含まれる購読ジャーナルに引き続きアクセスできる。

両者は2020年にTAを締結している。同社はこれまでの成果として、ドイツのOA論文数が2018年の4,700件弱から2022年は約1万5,800件に増加したこと、ドイツの研究者が同社に発表したコンテンツのダウンロード数が2020年の870万件から2022年は4,860万件以上に増加したことなどを挙げている。

[ニュースソース]

Springer Nature and DEAL Consortium to build upon their landmark Transformative Agreement - Springer Nature 2023/11/07 (accessed 2023-11-09)

シュプリンガーネイチャーとProjekt DEAL、画期的な転換契約をさらに強化 - Springer Nature 2023/11/07 (accessed 2023-11-09)

[小欄関連記事]

2020年01月22日 Springer Nature社とDEALプロジェクト、OA契約を締結