Taylor & Francis社は、10月31日、重複投稿※の検出ツールの立ち上げに参加すると発表した。
"STM's Integrity Hub"の一部に組み込まれた同ツールは、機密保持とプライバシーを維持しながら、参加出版社に重複投稿の疑いを警告するという。
現在同ツールは試用段階であり、同社のほか、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)、IOP Publishing、ACS(American Chemical Society、米国化学会)Publications、SAGE社、PeerJなどが試用に参加しているという。
※著者が複数のジャーナルに論文を投稿すること。同じ論文が複数のジャーナルに掲載され学術的な成果が損なわれるほか、重複投稿は不正な論文を生成・販売するペーパーミルが関与していることも多い。
[ニュースソース]
Taylor & Francis Pilots Duplicate Submission Detection Tool - Taylor & Francis 2023/10/31 (accessed 2023-11-10)
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2023年04月28日 STM Solutions、"STM Integrity Hub"の一部として、ペーパーミルの検出ツールのリリースを発表