Internet Archive社、米国著作権局が行っている著作権とAIに関する調査に対する意見書を公開したと発表

2023年11月14日

北米・中南米

Internet Archive社は、11月2日、米国著作権局が行っている著作権とAI(Artificial Intelligence、人工知能)に関する調査に対する意見書を公開したと発表した。

同社は、本書において3つの原則について言及している。1つ目として、AIの規制は、著作権法だけでなく、総合的に検討されるべきであると言及。従来のような新たな権利やライセンス市場を創出することは、不平等、監視、大手テクノロジー企業や大手メディアの独占といったAIの社会問題を悪化させる恐れがあると述べている。

2つ目として、AIに関する新たな著作権規制が、情報、知識、文化にアクセスする公衆の権利と能力に及ぼす影響について言及。著作権法の改正案は、新たな規制がこれらに及ぼす影響によって評価されるべきであると述べている。

3つ目として、大学、図書館、その他の公共機関の権限について言及。これらの機関は一般市民に対しニュースや科学研究などの情報へのアクセスを確保し続けること、図書館は現在開発中のジェネレーティブAIツールを含む、あらゆる種類の教育リソースへのアクセスを提供する権限を与えられるべきであるなどと述べている。

[ニュースソース]

Internet Archive Submits Comments on Copyright and Artificial Intelligence - IA 2023/11/02 (accessed 2023-11-13)

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