Government Accountability Project※は、11月9日、NIH(National Institutes of Health、米国立衛生研究所)が発表した科学的公正性に関するポリシー案"DRAFT Scientific Integrity Policy of the National Institutes of Health" のRFI(Request For Information、意見招請)に対する回答を11機関が連名で提出したと発表した。
同回答では、本案について、健康の増進・寿命の延伸・病気や障害の減少に関する知識を獲得し適用するという同研究所の使命推進に向けて、根拠となるデータを同研究所の研究者や意思決定者が生成・利用可能にするための重要な一歩であると評価。
そのうえで、科学に基づく意思決定を政治的干渉から守るためのより強力なポリシーにするため、助成対象者に対する保護と説明責任、助成対象者や科学者に対する公平性へのコミットメント、申し立てを調査するためのより明確な手順など、10項目に関する内容をポリシーに含めるよう要請している。
11機関とは、APA Justice Task Force、Asian American Federal Employees for Nondiscrimination、Center for Reproductive Rightsなど。
※内部告発者の保護、職業上の言論の自由の促進、市民活動家への支援などを通じて、企業や政府の説明責任を促進することを目的とした米国超党派の公益団体。
[ニュースソース]
11 Organizations Send Comment to NIH on Draft Scientific Integrity Policy - Government Accountability Project 2023/11/09 (accessed 2023-11-20)
Government Accountability Project - Government Accountability Project (accessed 2023-11-20)