SPARCは、11月16日、USRN(U.S. Repository Network)※がリポジトリ内の論文の発見性の向上を目的としたパイロットプロジェクトを開始すると発表した。
本プロジェクトは、COREのサービスを利用し、Antleaf社が技術をサポート。
本プロジェクトの一環として、COREは米国のリポジトリの一部から論文のメタデータとフルテキストを集約し、一元化されたディスカバリーサービスを通じて、リポジトリのオリジナルフルテキストリンクから論文にアクセスできるようにするという。
また本プロジェクトでは、メタデータの品質、OA(オープンアクセス)への移行、PID(persistent identifier、永久識別子)の使用などについて、現在の実践状況を評価する。参加機関にダッシュボードサービスが提供され、各機関が実践状況を評価・検証・監視できるようになるという。
本プロジェクトの期間は1年で、18のリポジトリが参加。成果として、同国のリポジトリにおける研究論文の機械的・人的発見性に関する具体的な勧告やベストプラクティスガイドラインが作成される予定だという。
※COARが支援するSPARCのイニシアチブ。リポジトリコミュニティーのグッドプラクティスの採用を支援する。
[ニュースソース]
US Repository Network launches pilot to enhance discoverability of Open Access content in repositories - SPARC 2023/11/16 (accessed 2023-11-22)