IOP(Institute of Physics) Publishingは、11月14日、査読レポートのフィードバックを査読者に提供するシステム導入とその効果を公表した。
本システムは、希望する査読者に対し、査読レポートが社内編集者にとってどの程度有益であったかを5段階で評価し、その評価に関する情報も提供するもの。
IOP Publishingは、トライアルとして本システムを"Engineering Research Express" "Environmental Research Letters" "Plasma Physics and Controlled Fusion"の3誌で導入し、9月から全ジャーナルに導入を拡大した。
同トライアルに参加した査読者の85%以上が、フィードバックについて「有益であった」「非常に有益であった」と回答したこと、9月以降2,700人以上の査読者がフィードバックの提供を選択したことなどを示している。
また、IOP Publishingの査読者へのアンケート調査の結果、査読レポートの質に関するフィードバックについて、特に若手研究者が高く評価しており、研究スキルの向上に有益であることが示されたという。
[ニュースソース]
IOP Publishing unveils industry-leading feedback system for reviewers - IOP Publishing 2023/11/14 (accessed 2023-11-28)