DataCiteとSTM・Crossrefは、11月28日、研究データに関する共同声明を発表した。
DataCiteとSTMは2012年に同声明の初版を発表し、今回Crossrefが同声明に参加した。
3者は、それぞれ広範な変革をもたらすのに十分な学術インフラを所有しており、協力して行動を起こす機運が高まっているとコメント。本声明の目的は、ベストプラクティスやポリシーの導入、幅広いステークホルダーとの協力によるポリシーの発展を促進することであると述べている。
最新版では、研究者が研究成果を発表する際、関連する研究データとアウトプットをPID(Persistent Identifier、永久識別子)、あるいは可能であればDOIが付与される信頼できるデータリポジトリに寄託すること、PIDを使用して参考文献のセクションにデータセットを引用すること、データリポジトリはメタデータの品質向上と完全性のサポートを含めFAIR原則に従って研究成果を共有することなど、研究データ共有のベストプラクティスとして12項目を推奨している。
[ニュースソース]
Joint Statement on Research Data - DataCite 2023/11/28 (accessed 2023-11-29)
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2012年08月13日 STM-DataCite共同声明、CrossRefが支持