NISTEP、「世界のフォーサイトの動向-政策のためのフォーサイトに向けて-」を公表

2023年12月07日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、11月30日、「世界のフォーサイトの動向-政策のためのフォーサイトに向けて-」(調査資料-332)を公表した。

本報告書は、文献調査および専門家による講演を通じて、OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development、経済協力開発機構)、EU(European Union、欧州連合)、米国、カナダなど、13の国や国際機関の情報を収集し、政策立案に資するフォーサイト※の要件について分析、まとめたもの。

その結果として、「政策⽴案に資することを強く意識したフォーサイトを実施するためには、フォーサイトが政策形成プロセスの中に明⽰的に位置づけられ、未来のさまざまな可能性を考えて意思決定を⾏う姿勢を⾝に付ける機会が政策関係者に提供されることが求められる」「フォーサイトのプロセスは、⾃国の政治システム等に合わせて設計される必要がある」「スキャニングを実施し、トレンド、ウィークシグナル、ワイルドカードなど変化の⽅向性とその潜在的インパクトを探って政策議論に供することが求められる」ことが示唆された。

まとめとして、フォーサイトが有⽤な政策ツールとして活⽤されるためには、制度的枠組みの整備とともに、関係者への働きかけや分かりやすい情報の提供が求められること、フォーサイトには時々の政策的要請に応える確定版は存在せず、未来の不確実性に対して常に挑戦を続ける必要があることなどを述べている。

世界のフォーサイトの動向 - 政策のためのフォーサイトに向けて - (html)

※以上、NISTEP (accessed 2023-12-06)

※目指すべき社会の実現に寄与する、科学技術や社会システムなどを探る試み。

[ニュースソース]

「世界のフォーサイトの動向-政策のためのフォーサイトに向けて-」[調査資料-332]を公開しました - NISTEP 2023/11/30 (accessed 2023-12-06)

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