NISTEP、「研究室パネル調査定常報告2022: 1)研究室・研究グループの研究力にかかわる指標群の提案, 2)研究室・研究グループの特性と注目度の高い論文の産出との関係」を公表

2024年01月05日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、2023年12月13日、「研究室パネル調査定常報告2022:1)研究室・研究グループの研究力にかかわる指標群の提案, 2)研究室・研究グループの特性と注目度の高い論文の産出との関係」(調査資料-333)を公表した。

同研究所は、2020年度~2024年度にかけて「研究責任者を対象とした研究室・研究グループの研究活動の継続的な実態調査(研究室パネル調査)」※を実施している。今回の調査は「我が国の研究力向上に向けた政策的インプリケーション、インセンティブ設計の提示」を目的に、2022年12月~2023年3月にオンラインで実施された。

本調査は、研究力の定義の明確化などを行った後、「研究室・研究グループの研究力にかかわる指標群の整理・提案」と「研究室・研究グループの特性と注目度の高い論文の産出」との関係分析を行った。

その結果として、Top10%論文の産出を目的とした政策などの検討には、その源泉となる環境面に着目することが重要で、特に理工農分野では「研究開発費と研究時間」「知的好奇心を重視しつつ研究に取り組める環境」「研究室・研究グループ内で最新知識を共有しメンバーの研究能力の向上」の重要性が示された。

※調査対象は、研究活動を行っている自然科学系の助教以上で、2020年度は3,601名、2021年度は3,521名、2022年度は3,353名。

研究室パネル調査定常報告2022: 1)研究室・研究グループの研究力にかかわる指標群の提案, 2)研究室・研究グループの特性と注目度の高い論文の産出との関係(html

※以上、NISTEP (accessed 2023-12-20)

[ニュースソース]

「研究室パネル調査定常報告2022: 1)研究室・研究グループの研究力にかかわる指標群の提案, 2)研究室・研究グループの特性と注目度の高い論文の産出との関係」[調査資料-333]を公開しました- NISTEP 2023/12/13(accessed 2023-12-20)