OASPA、会員機関の出版物に関する2022年の調査結果を公表

2024年02月01日

ヨーロッパ

OASPA(Open Access Scholarly Publishing Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、1月25日、会員機関の出版物に関する2022年の調査結果を公表した。

2022年に会員機関が出版した論文は110万件で、初めて年間100万件以上となったが、年間の増加率は長期平均よりも低い16%であったことを示している。

また、CC BYライセンスで出版された論文の割合は、完全OA(オープンアクセス)では約82%、ハイブリッドジャーナルでは60%以上であり、いずれのジャーナルもCC BYライセンスが主流であることを示している。

そのほか、会員機関が出版した論文の53%を上位3出版社、73%を上位5出版社、88%を上位10出版社が占めており、前年と比較して上位の出版社が占める割合がわずかに増加したことを示している。

[ニュースソース]

OASPA members' output in Fully OA journals is accelerating - OASPA 2024/01/25 (accessed 2024-01-29)

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