NSF、"NAIRR"のビジョンを実現させるためのパイロットを開始したと発表

2024年02月07日

北米・中南米

NSF(National Science Foundation、米国立科学財団)は、1月24日、"NAIRR(National Artificial Intelligence Research Resource)"のビジョンを実現させるためのパイロットを開始したと発表した。

NAIRRのビジョンは、責任あるAI(Artificial intelligence、人工知能)やイノベーションに必要なリソースへのアクセスを強化・民主化するための研究インフラの構築である。

1月 24日から2年間実施される本パイロットは、米国大統領令の指示により行われる。本インフラの設計改良に関する洞察を得ながら、全国の研究コミュニティーの研究や教育を支援するという。

本パイロットは、NSFが主導し、NASA(National Aeronautics and Space Administration、米国航空宇宙局)、NIH(National Institutes of Health、米国立衛生研究所)など10の連邦政府機関、およびAI2(Allen Institute for AI、アレン人工知能研究所)、Google など25の民間部門・非営利団体・慈善団体が提携して実施される。

同パイロットは、オープンなAI研究を可能にする"NAIRR Open"、プライバシーやセキュリティー保護が必要なリソースを用いたAI研究を可能にする"NAIRR Secure"、 AIソフトウエア・プラットフォーム・ツール・サービスの相互運用性を向上する"NAIRR Software"、 教育・トレーニング・ユーザーサポート、アウトリーチを通じて新しいコミュニティーを形成する"NAIRR Classroom"の4つの分野で行われる。

[ニュースソース]

Democratizing the future of AI R&D: NSF to launch National AI Research Resource pilot - NSF 2024/01/24 (accessed 2024-01-31)

National Artificial Intelligence Research Resource Pilot - NSF (accessed 2024-01-31)

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