ITHAKA S+Rは、1月29日、学術出版のDX(Digital Transformation)に関するレポート"The Second Digital Transformation of Scholarly Publishing"を公開した。
本レポートは、紙からデジタルへの移行という最初のDXに続く、学術出版界が現在直面している2回目のDXへの対応に必要な共有インフラのニーズを検証することを目的としている。
同レポートでは、識別子やenterprise publishing systemsなど、既存のインフラの主要部分についてレビューし、ニーズに対応するための改善方法について提言している。
さらに、共有インフラを開発するための分野を特定し、各分野について「学術論文の細分化の進行に対処する」「学術記録の信頼性を確保する」「研究成果からより深い意味を引き出せるようにする」「新しいビジネスモデルに対応する」「学術コミュニケーションの代替システムを提供する」などの推奨事項を示している。
[ニュースソース]
Shared Infrastructure for the Second Digital Transformation of Scholarly Publishing - ITHAKA S+R 2024/01/29 (accessed 2024-02-07)