ダイヤモンドOA（オープンアクセス）に関わるプロジェクトDIAMAS（Developing Institutional Open Access Publishing Models to Advance Scholarly Communication）は、1月31日、欧州の機関出版の活動状況を調査した報告書"The European landscape of institutional publishing - A synopsis of results from the DIAMAS survey"を公開した。
本プロジェクトは、機関出版を、研究・学術活動の実施、助成、促進を主な目的とする学術団体による出版と定義。本報告書は、ERA（European Research Area、欧州研究圏）の685の機関出版社および出版サービスプロバイダーから得た回答を基に調査結果をまとめたもの。
具体的には、機関の組織構造や編集管理、オープンサイエンスの実践、財政、コンテンツの可視性や発見性、EDIB（Equity, Diversity, Inclusion and Belonging）に関する取り組みなどを示している。
同プロジェクトは、本結果を基に、機関出版社やサービスプロバイダーがEQSIP（Extensible Quality Standard for Institutional Publishing）の観点から自らを評価できるよう、自己評価ツールを開発するという。
また、機関出版社や出版サービスプロバイダーのOA出版活動を支援するため、研究機関、助成機関、国内・国際的な政策立案者などに対し、政策や戦略に関する提言も行うという。
［ニュースソース］
DIAMAS Results: Institutional Publishing Landscape Survey － DIAMAS 2024/01/31 (accessed 2024-02-07)
The European landscape of institutional publishing - A synopsis of results from the DIAMAS survey － Zenodo 2024/01/31 (accessed 2024-02-07)
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