NISTEP、専門家が注目する科学技術に関するアンケート（NISTEP注目科学技術2023）調査結果を公表

2024年03月04日

日本

NISTEP（National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所）は、2月22日、「専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査（NISTEP注目科学技術2023）」（調査資料-336）を公表した。

これは、次期科学技術予測調査および政策検討の基礎情報を得ることを目的に、2020年から行われている定常的調査。今回は、NISTEPの専門家ネットワークの専門調査員1,670名を対象に、現在注目している科学技術「注目科学技術」と「兆し科学技術」※についてアンケート調査を行った（回答者655名）。

その結果、注目科学技術は652件、兆し科学技術は183件の回答があった。全回答の23％が「人工知能」「AI」「機械学習」「深層学習」のいずれかをキーワードとして挙げ、兆し科学技術としては「マインドアップロード」「問いを生成するコンピュータ」「AIサイエンティスト」などが挙げられたという。ほか、カーボンニュートラルやロボティクスに対する回答も多く寄せられている。

今後は、過去3回の調査結果を振り返りつつ、調査設計についても検討するという。

専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査（NISTEP注目科学技術2023）（html）

※以上、NISTEP (accessed 2024-02-26)

※現時点で実現可能性や期待される効果は不明だが、将来的に実現すれば学術・経済・社会へ大きな変化をもたらし得る科学技術。

［ニュースソース］

専門家が注目する科学技術に関するアンケート調査（NISTEP注目科学技術2023）［調査資料-336］を公開しました ― NISTEP 2024/02/22 (accessed 2024-02-26)