EIFLは、2月21日、タイの著作権法改正案を支持すると発表した。
同国では、WPPT(WIPO Performances and Phonograms Treaty、実演及びレコードに関する世界知的所有機関条約)※を実施するために本改正が行われるという。
同改正案には、文学作品や芸術作品などの著作物の公益的利用に対して現在の著作権法で設けている例外を、録音物にも適用することが盛り込まれている。
EIFLは、録音物の例外規定について、調査・研究、論評・批評、障害者による使用などを目的とした図書館や公文書館に所蔵されているオーディオコレクションの利用が可能となる、非商業的な利用のために高額なライセンス料が課されることを防止できるなどと述べている。
※デジタル環境における実演者(俳優、歌手、音楽家など)およびレコード製作者(音声レコードの製作を主導し、責任を負う個人または法人)の権利を定めた条約。
[ニュースソース]
THAILAND: EIFL SUPPORTS EXCEPTIONS FOR SOUND RECORDINGS - EIFL 2024/02/21 (accessed 2024-03-01)
WIPO Performances and Phonograms Treaty - WIPO (accessed 2024-03-01)