eLifeは、2月29日、"eLife's New Model: One year on"と題する記事を公開した。
これは、2023年1月31日に開始したeLifeの新しい出版モデルに関して、1年間の振り返りと今後の展望を編集幹部がまとめたもの。
おもな気づきとして、1年間で6,200件以上の論文が投稿され1,300件以上の"Reviewed Preprint"が公開されたこと、Reviewed Preprintの場合、投稿から査読・eLifeの評価を含んだ最初のバージョン出版までの平均は91日でReviewed Preprintが研究をより迅速に伝えるのに役立っていること、著者が公開レビューと評価の質を高く評価していることなどを、根拠データとともに示している。
著者は最後に、プレプリントやオープンな研究評価に対するより広範なコミュニティーの支持を促進し、研究のよりオープンで有意義な議論を最優先としたモデルへの移行を可能とする共有インフラを構築することで、本出版モデルを強化していくと述べている。
[ニュースソース]
eLife's New Model: One year on - eLife 2024/02/29 (accessed 2024-03-04)
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