Springer Nature社は、2月29日、同社のジャーナルおよびブックポートフォリオに、コード共有に関する統一ポリシーを導入すると発表した。
本ポリシーは、2023年に発表された同社の研究データ共有に関する単一ポリシーを補完するもの。
すべてのジャーナル記事には"Code Availability"セクションが設けられる。著者はPID(Persistent Identifier、永久識別子)を利用したコードの公開・共有、および使用したコードの引用が推奨される。
すでにコード共有ポリシーを定めているジャーナルに変更はなく、コード共有ポリシーを持たないジャーナルは、同社の査読プラットフォーム"Snapp(Springer Nature's Article Process platform)"への統合により段階的に導入を進めていくという。
ブックポートフォリオでは、同ポリシーを即時導入。著者は、公開リポジトリでコードを共有することが推奨される。
[ニュースソース]
Springer Nature announces unified open code policy to better support open research practices - Springer Nature 2024/02/29 (accessed 2024-03-05)
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