IPA(International Publishers Association、国際出版連合)※は、3月14日、5つの国際組織が、表現の自由および読書・出版の自由を求める共同声明に署名したと発表した。
本声明には、IPAのほか著者や出版社、書店、図書館の組織(IAF(International Authors Forum)、PEN International(国際ペンクラブ)、EIBF (European and International Booksellers Federation)、IFLA(International Federation of Library Associations and Institutions、国際図書館連盟))が署名している。
同声明では、国際的な人権法や基準によって定められた制限下で、著作者には表現の自由が保障されなければならないこと、書店員や図書館員が幅広い著作物を提供するために、出版の自由がなければならないこと、広範な考えを共有するさまざまな種類の書物を読める自由があること、著者、出版社、書店員、図書館員が自由に活動できるよう社会が環境を整えなければならないことなどが述べられ、これらの自由を支持・促進することを各国政府やステークホルダーに求めている。
同声明は、国際的な書籍関連のイベントで公開され、著者、出版社、書店員、図書館員に署名を呼びかけるという。
※1896年に設立された、現在81カ国、101の会員を擁する出版社協会の団体。出版を促進・保護し、経済、文化、社会の発展の原動力として、出版に対する意識を高めることを目的としている。
[ニュースソース]
International organisations for authors, publishers, booksellers and libraries call for key freedoms to be respected - IPA 2024/03/14 (accessed 2024-03-18)