CERN、OAPEN財団との協力関係拡大により書籍のOA化を推進

2024年03月22日

ヨーロッパ

CERN(European Organization for Nuclear Research、欧州原子核研究機構)は、3月6日、書籍のOA(オープンアクセス)化推進を目的としたOAPEN (Open Access Publishing in European Networks)財団との協力関係を拡大すると発表した。

両機関は2021年から、"SCOAP3 for Books"※プログラムを通じて、書籍のOAを普及させるために協力してきた。

両機関は、2024年以降、OAPEN LibraryおよびDOAB(Directory of Open Access Books)のデータをCERNのインフラの中核であるCERN Data Centreに直接ホストするという新たな協定を締結したという。

※素粒子物理学やその周辺分野に関する学術書のOA化の拡大を目的としたプログラム。2019年にSCOAP3運営評議会が開始。

[ニュースソース]

Enabling open access to books - CERN 2024/03/06 (accessed 2024-03-19)

CERN Data Centre - CERN (accessed 2024-03-19)

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