PLOSは、3月20日、オープンサイエンスの実践に関する指標"OSI(Open Science Indicator)"に関するインタビュー調査およびその後行ったフォーカスグループの結果を公表した。
本インタビューの目的は、研究助成機関や研究機関におけるオープンサイエンス実践のモニタリングに対する考えやOSIなどのソリューションの役立ち度について調査するため。調査は、5研究助成機関および10研究機関の代表者24名を対象に、英国のResearch Consultingと共同で2023年10月から12月に行われた。
調査結果として、調査対象者の間では本指標に対する関心が高まっていること、オープンサイエンスの実践と研究の質や信頼性との間に関連が見られること、研究データ共有、コード・ソフトウエア共有、およびデータやメタデータの品質やFAIRnessに対する関心が高いことなどを示している。
フォーカスグループでは、ユーザーにとって信頼できるモニタリングソリューションの望ましい特性として、業種のステークホルダーからの支持と評価、データソース・データの収集方法・データセット・分析の透明性、同指標の明確な定義と仕様、多数の機関のカバー、オープンサイエンスの原則に基づいたオープンなインフラの利用が挙げられている。
[ニュースソース]
Collaboratively seeking better solutions for monitoring Open Science - PLOS 2024/03/20 (accessed 2024-03-22)
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