Delta Think社は、3月19日、大手出版社のAPC(論文掲載料)に関する2024年の調査結果を公表した。
同社は、同調査を毎年実施。2024年は、2016年以降の2万以上のタイトルを調査対象としている。
調査結果として、APCは完全OA(オープンアクセス)ジャーナルが2023年と比較し約9.5%、ハイブリッドジャーナルが同期間に平均4.2%上昇したこと、APCの最高価格は完全OAジャーナルが2023年同様に8,900ドルなのに対し、ハイブリッドジャーナルは600ドル増加し1万2,290ドルであったことなどを示している。
APCの平均値は完全OAジャーナルがハイブリッドジャーナルの62%(2023年は58%、2022年は63%)であったこと、完全OAジャーナルの約31%はAPCを請求していないことなど、基本的な傾向は変化がなかったという。
[ニュースソース]
NEWS & VIEWS: OPEN ACCESS CHARGES - CONTINUED CONSOLIDATION AND INCREASES - Delta Think 2024/03/19 (accessed 2024-03-22)
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