欧州のリポジトリの現状から日本のリポジトリのこれからを考える(記事紹介)

2024年04月01日

日本 ヨーロッパ

NDL(National Diet Library、国立国会図書館)は、3月21日、"欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書"と題する記事を公開した。

本記事は、2023年12月5日に、COAR(Confederation of Open Access Repositories、国際オープンアクセスリポジトリ連合)、OpenAIRE、LIBER(Association of European Research Libraries、欧州研究図書館協会)、SPARC Europeが共同で公表した、欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書"Current State and Future Directions for Open Repositories in Europe"を概説したもの。

本記事は3項目で構成。「結果」で主要コンテンツ別のリポジトリ登録率などの調査結果、「今後の課題」で3つの課題とその対応、「日本への示唆」で日本のリポジトリにおける経緯や筆者の意見を示している。

日本への示唆として、「今後は個々の機関が所属機関や学術分野を超えて、世界や広く市民一般まで学術情報を届けるという視野を、担当者レベルで持つことで、リポジトリが真の意味での学術情報インフラとして進化していくであろう」と述べている。

[ニュースソース]

E2680 - 欧州のリポジトリの現状に関する調査報告書- NDL 2024/03/21 (accessed 2024-03-22)

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2023年12月15日 COAR・OpenAIRE・LIBER・SPARC Europe、欧州におけるリポジトリの状況に関する調査報告書"Current State and Future Directions for Open Repositories in Europe"を公開