IOP PublishingとIPEM、共同出版ジャーナル"Physiological Measurement"におけるセックス/ジェンダー平等に関するチェックを本格的に導入すると発表

2024年04月11日

ヨーロッパ

IOP PublishingとIPEM(Institute of Physics and Engineering in Medicine)は、3月28日、共同出版ジャーナル"Physiological Measurement"におけるセックス/ジェンダー平等に関するチェックを本格的に導入すると発表した。

SAGER(Sex and Gender Equity in Research)※ガイドラインに従い、本ジャーナルに掲載されるすべての研究に対し被験者グループのセックス/ジェンダーのバランスについて報告することを義務づける。また、セックス/ジェンダーによる結果の違いについて説明することも求める。

2021年11月から2024年1月までの試行期間を経て本格的な導入を決定。試行期間中、正当な理由なくサンプルグループに不均衡が生じていることが判明した場合、著者に対して被験者グループの人数を増やすことなどを求めていた。同期間中、被験者グループの不均衡が原因で著者に差し戻された論文は3.1%だったという。

※科学編集の世界標準の促進や質の向上を目的とした編集者の国際的なコミュニティーEASE(European Association of Science Editors)によって設立されたGPC(Gender Policy Committee)が2016年に発表したガイドライン。

[ニュースソース]

IOP Publishing and IPEM mandate reporting of sex and gender in research - IOP Publishing 2024/03/28 (accessed 2024-04-08)

The SAGER Guidelines - EASE (accessed 2024-04-08)

Welcome to EASE - EASE (accessed 2024-04-08)