JST(科学技術振興機構)は、4月9日、「緊急シンポジウム ~激論 なぜ、我が国の論文の注目度は下がりつつあるのか、我々は何をすべきか?~」(3月11日開催)の開催報告を公開した。
本シンポジウムには84名(会場)が参加。オンラインの延べアクセス数は2,002回であった。
世界で活躍している各分野のトップ研究者6名が、日本の論文の注目度が低下している現状への危機意識やその原因、状況を打破するために何をすべきかなどについて講演を行った。パネルディスカッションも行われ、科学技術の研究者・関係者がそれぞれの立場から行うべきことについて活発な議論が交わされた。
本シンポジウムでは、オンライン質疑応答ツールを通じて参加者からの質疑・意見を募集。「科研費の不足等の課題を政治・行政に繋げるため、これまでの取り組みの振り返りや今後の働きかけの必要性」「チャンスを『大物』研究者で独占しない、アカデミアの若返りの実施」「若者に研究を生涯続けたいと思えるような姿勢や成果を見せ、鼓舞する指導を行う必要性」などのコメントが寄せられたという。
[ニュースソース]
研究力復活へ、それぞれができることから取り組もう~JST緊急シンポジウム開催報告~ - JST 2024/04/09 (accessed 2024-04-15)
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2024年01月29日 JST、「緊急シンポジウム ~激論 なぜ、我が国の論文の注目度は下がりつつあるのか、我々は何をすべきか?~」(開催案内)