COMMUNIA※は、4月11日、公的資金を受けた研究成果のアクセスに関するポリシーペーパー"Policy Paper #17 on access to publicly funded research"を公開した。
COMMUNIAは、本ポリシーペーパーにおいて、研究成果へのアクセスがペイウォールによって妨げられており、ヨーロッパで公的資金を受けた研究成果も例外でないと指摘。その一因に著作権の譲渡があるとした。
そのうえで、公的資金を受けた研究成果へのアクセス改善を目的とした、欧州著作権法への対象を絞った介入を提言。受給者による二次出版の義務化"SPO(Secondary Publication Obligation)"、義務を果たすうえで必要な著者の権利保持 "SPR(Secondary Publication Right)"、図書館やアーカイブなどの知識機関の便益のための著作権の制限(例外)の導入"SPE(Secondary Publication Exception)"という3段階のアプローチを示した。
※ベルギーの法律に基づいて設立された国際団体。パブリックドメインを拡大し、文化や知識へのアクセスと再利用を促進する政策を提唱している。
[ニュースソース]
New policy paper on access to publicly funded research - COMMUNIA 2024/04/11 (accessed 2024-04-15)
Policy Paper #17 on access to publicly funded research - COMMUNIA 2024/04/11 (accessed 2024-04-15)
ABOUT ― COMMUNIA (accessed 2024-04-15)