剽窃や類似性のチェックツールを提供するTurnitin社は、4月9日、AI(Artificial Intelligence、人工知能)ライティング検知機能の利用状況に関するデータを公表した。
同社は、2023年4月に、AIによるライティング支援の痕跡を検知する機能の提供を開始。本機能の提供開始以来、2億本以上の学生の課題レポートをレビューしたという。
その結果として、約2,200万件(全体の約11%)の課題レポートがAIライティングによって生成された言語を少なくとも20%含んでおり、さらに、約600万件(全体の約3%)の課題レポートがAIライティングによって生成された言語を少なくとも80%含んでいる可能性があることが示されたという。
[ニュースソース]
ターンイットインのAIライティング検知機能が、提供開始から1周年を迎え、全世界で数百万本の課題レポートをレビュー - Turnitin 2024/04/09 (accessed 2024-04-19)
ターンイットインが教育業界に向けてAIライティング検知機能を提供開始 - Turnitin 2023/04/05 (accessed 2024-04-19)
[小欄関連記事]
2023年10月02日 JaLC、JaLC DOIを登録する出版前コンテンツに対する剽窃チェックオンラインツール"iThenticate" を会員向けに提供すると発表
2022年05月12日 Turnitin社、JSTとパートナーシップを締結し和文コンテンツに対する剽窃チェックを提供